4カ月連続で改善 九州の景気 帝国データバンク福岡
2023.06.05 18:46帝国データバンク福岡支店は6月5日、5月期の九州ブロックの景気動向調査を発表した。景気DIは48.5(前月比0.4ポイント改善)となり、インバウンド需要の復調を背景に4カ月連続で改善した。全国10ブロック別では、4カ月連続で首位となった。
業界別では、建設業や不動産業など6業界で改善した。特に、卸売業は46.8(同2.5ポイント改善)で、4カ月連続で上昇。製造業は44.5(同2.4ポイント悪化)、小売業は44.2(同1.5ポイント悪化)となり、前月比で悪化した。
先行きは、「3カ月後」が50.0(同0.5ポイント改善)と「6カ月後」が51.0(同0.5ポイント改善)となり、改善が続く見通し。「1年後」は50.3(同0.3ポイント悪化)で若干悪化する。
帝国データバンク福岡支店は「資材価格高騰による収益悪化などに悩む声が聞かれるが、新型コロナウイルス感染症の5類移行などもあり、九州の景気は当面緩やかな上昇が見込まれる」としている。
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