山形信金、友の会で日帰り旅行　石巻信金が歓迎

「復興した石巻を楽しんでほしい」――。山形信用金庫（山形県、山口盛雄理事長）は6月2日、同信金の女性利用者で構成する「フラワー友の会」で宮城県石巻・女川への日帰り旅行を開催した。道中訪れた「いしのまき元気いちば」では、石巻信用金庫（宮城県、明石圭生理事長）の役職員約10人が一行を歓迎した。

会員同士の親交を図ることが目的で、同会での旅行は5年ぶり。石巻での催行の背景は、石巻信金、花巻信用金庫（岩手県、漆沢俊明理事長）と、これまで合同で経営塾を開くなど親交があるため。

同会は、新型コロナウイルス感染症の影響でイベント開催を自粛したことなどにより会員数が減少。認知度向上や会員数の増加を図るため、今回は非会員からも参加者を募り、49人が旅を楽しんだ。

山形信金の大谷明彦常務は「想定を上回る多くの方が参加し、旅行を楽しんでもらえてよかった」と話した。石巻信金の三浦夏美業務執行役員は「コロナで信金のネットワークを生かした旅行が控えられていたが、今後少しずつ再開していけたら」と期待を込めた。