川本・城南信金理事長、支店長会議で檄!

2023.06.02 12:46
経営計画・戦略
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部店長らに訴えかける川本理事長(6月1日、城南信金本店講堂)
部店長らに訴えかける川本理事長(6月1日、城南信金本店講堂)

「何もやらなければ、何も始まらない!」。城南信用金庫(東京都)の川本理事長が6月1日の支店長会議で部支店長らに檄を飛ばした。


5月の支店長会議では、都内の多くの兆円信金で預金残高が落ち、同信金も多くの支店で預金がマイナスになった現状を伝え、後継者取引や若年層取引の推進を皆で確認したばかり。だが、各店の未取引先との交渉状況や面談件数を見ると、外訪活動に取り組んだ店と、そうでない店が二極化。思わず、冒頭の言葉となった。


個人預金は「地域顧客からの信頼のバロメーター。預金集めをするのではなく、地域から信頼を集める地道な活動に取り組めば、その結果が預金として集まってくる」とした。取り組みがうまくいっている店の事例を紹介し、「あらゆる場に積極的に出向き、初めてお会いする方々と話をしないと、何も始まらない」と訴えた。


同信金は4月、企業活動の社会性・成長性などを評価する船井総研の「グレートカンパニーアワード」で約5千社から大賞に選ばれた。「自信をもって当金庫の取り組みをお会いした方々に伝えれば、間違いなく共感頂ける」とした。


「当金庫は今、『成長を続けるか』『衰退が始まるか』の分岐点。今行動を始めなければ、取り返しのつかない事態になる」と締めくくった。

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