三井住友カード、国際線のデータ還元 清算事務を効率化
2023.06.01 19:42
三井住友カードは、ビザ・ワールドワイド・ジャパンと共同で法人向けに「国際航空券データ還元サービス」を開始した。国際線の利用内容や支払い状況を自動で照合し、清算事務を効率化する。ビザグループが開発した航空券データプラットフォームを活用した世界初の事例となった。
5月29日に始めた同サービスは、国際航空券の予約に関する決済データと、搭乗日、区間情報などの詳細データを紐付けして企業に還元するもの。照合作業の省力化のほか、出張経費の一元管理することによりガバナンス強化も見込める。
航空券の予約データに関する高い市場ニーズがあった。ビザグループの拡張データサービスを強化し、航空券データへのアクセスが可能になったことで、世界152の国・地域にわたる約400の航空会社などの航空券関連データを還元することができる。
今後、データをSMBCグループの脱炭素に向けたCO2排出量可視化プラットフォーム「サスタナ」や、提携するコンカーの経費精算システムとの連携も検討している。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 東京都内信金・信組、専門家派遣し取引先支援 都補助事業を活用
- 熊本銀、初の郵便局有人窓口 相談できる安心感残す
- コープ共済連、新理事長に笹川氏 25年度に1000万加入者目指す
- 北海道銀岩見沢エリア岩見沢支店、個社別討議で需要発掘 若手行員の成長も促す
- 金融庁・警察庁、メールにリンク先貼付禁止を検討 不正アクセス防止へ 「やり過ぎ」の声も
- ほふり、開示請求 年1万2000件 相続時の照会増加