三井住友カード、国際線のデータ還元 清算事務を効率化
2023.06.01 19:42
三井住友カードは、ビザ・ワールドワイド・ジャパンと共同で法人向けに「国際航空券データ還元サービス」を開始した。国際線の利用内容や支払い状況を自動で照合し、清算事務を効率化する。ビザグループが開発した航空券データプラットフォームを活用した世界初の事例となった。
5月29日に始めた同サービスは、国際航空券の予約に関する決済データと、搭乗日、区間情報などの詳細データを紐付けして企業に還元するもの。照合作業の省力化のほか、出張経費の一元管理することによりガバナンス強化も見込める。
航空券の予約データに関する高い市場ニーズがあった。ビザグループの拡張データサービスを強化し、航空券データへのアクセスが可能になったことで、世界152の国・地域にわたる約400の航空会社などの航空券関連データを還元することができる。
今後、データをSMBCグループの脱炭素に向けたCO2排出量可視化プラットフォーム「サスタナ」や、提携するコンカーの経費精算システムとの連携も検討している。
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