広島県内4信金、県産食材の販路拡大 G7サミットで注目

2023.06.01 19:31
提携・連携 販路拡大支援
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G7広島サミットで使用されたはちみつをアピールする、はつはな果蜂園の松原代表(左、6月1日、広島市)
G7広島サミットで使用されたはちみつをアピールする、はつはな果蜂園の松原代表(左、6月1日、広島市)

広島県内の4信用金庫(広島、呉、しまなみ、広島みどり)は、しんきん地域創生ネットワーク(しんきん地域ネット)と一緒に広島県産食材の販路開拓をサポートしている。


6月1日の試食商談会では、先月のG7広島サミットでワーキング・ランチに提供された食品事業者の出展を後押しした。


会場の広島県立広島産業会館には、4信金の取引先やバイヤーなど200人以上が来場。65社の生産・加工業者が出展した。はつはな果蜂園(廿日市市)が製造するはちみつは、サミット1日目に各国首脳に振る舞われたデザートに使用。商談会でバイヤーも試食した。代表の松原秀樹氏は、「生産量は大きく増やせないので、長く使っていただける先を見つけたい」と語った。


商談会は広島県が主催。サミットを県産農水産物の魅力を発信する好機と捉え、「おいしい!広島」プロジェクトを展開する。観光客などの食べる機会を増やそうと、地元食材の生産者と飲食店などとのマッチング事業をしんきん地域ネットが受託した。


期間は2022年12月から24年3月。2月にも同様の商談会を開催。各信金は事業者のマッチングをサポートし、数千万円のビジネスに発展する見込みだ。商談会は季節ごとに実施し旬の食材をバイヤーに発信する。


広島県農林水産局販売・連携推進課の伊藤美佐課長は、「サミット直後で広島は注目を集めている。訪れる人が県産食材を食べる機会を増やしたい」と述べた。

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