遠賀信金、SDGsへの賛同要件に 定期預金で機運醸成
2023.05.29 20:25
遠賀信用金庫(福岡県、岡部憲昭理事長)は6月1日~8月31日、SDGs(持続可能な開発目標)への賛同を条件とする「SDGs定期預金」を取り扱う。「SDGsの取り組みを預け入れ要件とする定期預金は全国的に珍しい」(業務統括部)としている。
対象者は法・個人。預け入れ金額は1口20万円〜1000万円未満で、金利は期間1年で0.07%、3年で0.16%を適用する。募集総額100億円。
特徴は預け入れの条件。利用客はエコバックの使用や徒歩、自転車での通勤・通学、フードロス削減など、チラシで示された38項目のうち3項目以上に取り組むことが求められる。同部は「この定期預金を、身近のところからSDGsを考えるきっかけにつなげたい」とする。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%