山形銀、後見制度支援預金を取り扱い 高齢化社会のニーズに対応
2023.05.25 19:04山形銀行は、6月1日に「後見制度支援預金」の取り扱いを開始する。
同商品は、被後見人の資金のうち、日常生活で使用しない資金を管理する預金口座。預金契約締結後は、親族などの後見人が日常生活のための資金を管理する場合でも、家庭裁判所が発行する「指示書」がなければ、定期送金額の変更や解約などができなくなる。このことから、被後見人が認知症などにより判断能力が不十分になった場合に、自身の財産を守ることが可能だ。また、後見人による財産分与のトラブル防止にもつながる。
山形県内の全営業店で取り扱い、金利は店頭表示の利率(普通預金)が適用される。口座開設手数料は1万1000円。
営業企画部は「社会福祉協議会などの関係機関と連携を取りながら、商品の認知度を高めていく」としている。
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