佐賀信金、森林保護で県と連携 「森川海人っプロジェクト」参画
2023.05.22 20:09佐賀信用金庫(佐賀県、坂田慎一郎理事長)は、佐賀県と連携した森林保護に取り組む。2024年3月には佐賀県立21世紀県民の森での植林活動を予定し、今後、商品チラシにロゴマークを使用しプロジェクトを周知する方針だ。
3月27日に県と協定を締結し、県内地域金融機関として初めて参画した「森川海人っプロジェクト」に基づくもの。17年7月に九州北部地域を襲った豪雨で、山間部からの流木で有明海の海苔養殖場などに被害が発生したのをきっかけに、10月に県が始動。以降、県は森と河川、海を一体的に捉え、自然を保護する意識醸成に向け、イベントや啓発活動を行ってきた。
同信金は、SDGs(持続可能な開発目標)と地域貢献の観点からプロジェクトに賛同。佐賀県による植林場所の整備が終わる9月以降、PRを本格化する方針で、どのチラシでロゴマークを活用するか検討を進めている。また、同プロジェクトに興味を示す取引先がいれば、県に紹介し「森、川、海を守る輪を広げていく」(地域支援部)。
24年3月の植林活動では、21世紀県民の森内にある約0.1ヘクタールの土地に購入した苗木を100本程度植える。植林した場所は「さがしんきんの山」と命名し、看板を設置する。また、年1回程度の草刈りで森林を整備する。
当日は5、6年目までの若手職員を中心に役職員20~30人が参加。植林後にはバーベキュー会も予定している。同部は「森林保護活動を通して、役職員の交流を促したい」としている。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- MUFG、大谷翔平選手との契約が終了 ブランドパートナーとして6年間
- NTTドコモ、銀行業参入に結論出ず 前田社長「なんとか進めたい」
- 自民党、郵政民営化法など改正案 上乗せ規制の文言修正 「速やか」から「3年ごと検証」へ
- 地域金融機関、福利厚生支援に熱視線 職域基盤の構築見据え
- 信金、保証システム刷新へ 審査申し込みに紙不要
- やさしいニュース解説 証券口座の乗っ取り、隙を突く新たな不正手口
- 大手行、中途採用で営業力補強 地銀・信金から流出も
- MUFG、マイボトルの利用促進 ペットボトル1万4500本削減
- 常陽銀、手形帳などを等価買い戻し 法人決済デジタル化促進
- 高知銀、シニアへ業務委託拡大 人手不足解消に一手