日経平均が7連騰、234円高の3万0808円 バブル後高値を更新

2023.05.19 16:31
株式市場
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19日の東京株式市場は続伸。7連騰となった日経平均株価の終値は前日比234円42銭(0.77%)高の3万0808円35銭。2021年9月に付けたバブル経済崩壊後の高値(3万0670円)を更新した。前日の米国株上昇や為替相場のドル高・円安からハイテク株中心に買われた。


取引開始すぐに前日比350円以上上昇したが、その後はやや利益確定売りが出た。前日の米国市場でダウ工業株30種平均が115ドル(0.34%)高、ハイテク関連のナスダック総合指数は188.27ポイント(1.51%)上昇した。ドル・円相場は1ドル=138円半ばまで円安が進み、電気機器や機械、自動車などを輸出関連が買われた。


日本株上昇について、マーケットでは東京証券取引所のPBR(株価純資産倍率)1倍割れ企業に対する改善策要請やインバウンド期待を背景に海外勢による日本株買いが継続しているとの見方がある。


海外投資家の買い戻しについて、SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「株主還元がまずは期待感として高まっている。このあとはROE改善に向けた本格的な経営改革が実現するかを見極める局面になる。実現すれば本腰の入った中長期の投資になる」とみる。今後の見通しについては「短期的な過熱感は否めない。値動きは相当に軽い状態が続く」と指摘した。

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