丸八信組、住宅融資11億円実行 変動0.4%で訴求
2023.05.18 20:03丸八信用組合(名古屋市、渡邊正則理事長)は、2022年度の住宅ローン実行額が過去2番目になる約11億円に達した。
20年度は1億2000万円、21年度は4億5640万円。22年度は11億1070万円と推移。転機となったのは、21年10月に開始した変動金利0.4%の住宅ローンキャンペーン。21年度の申込件数は前年度比3.6倍の22件となり、22年度はこの流れを受けた格好だ。
22年度は、名古屋市と関係団体職員へのPRを強化。22年10月から月3日間、各15区役所で出張相談を開いた。約1100以上の市の関係団体には、チラシを年数回送付。同信組職員のマルチタスク化に伴い、融資課の住宅融資推進担当も従来の2人から4人に拡大した。
22年度から住宅ローン利用者にはマイカーや学資金など各種ローンの新規申込時に0.2%の優遇を開始。渡邊理事長は「継続的な取引実現に向けて、住宅ローンをきっかけに職域信組の手厚いサービスを周知する」と話す。