みんな銀、不正口座モニタリングにAI活用
2023.05.18 18:41ふくおかフィナンシャルグループ(FG)のみんなの銀行は5月18日、グルーヴノーツ(福岡市)と協働し、人工知能(AI)を活用した不正口座のモニタリングを実施していると発表した。
採用したのは同社のクラウドプラットフォーム「MAGELLAN BLOCKS(マゼランブロックス)」。深層学習で画像の特徴を学習・分類する画像解析技術を活用した。
オンライン本人確認(eKYC)時の画像から抽出した特徴をもとに識別し、同一人物と思われる口座の候補を抽出。取引開始直後の口座保有者が他に口座登録ないかをチェックする。
今回の導入により、不正に入手した個人情報で多数の口座保有を意図するケースなど、犯罪利用が疑わしい不審な口座を高い精度で検知し、不正利用を防止できる。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%