九州財務局、人的資本経営テーマにフォーラム
2023.05.17 19:27
九州財務局は5月17日、熊本地方合同庁舎で「人的資本経営」をテーマに「第8回くまもと活性化フォーラム」を開催した。地元の企業経営者や経済・商工団体、金融機関や地方自治体などから25人が参加した。
基調講演と意見交換会の2部構成で実施。同局理財部の安藤年式部長が「人的資本に関する企業情報の開示を巡る動向」について説明した。基調講演では2人が講師を務め、最初に日本政策投資銀行産業調査部長の宮永径氏が登壇。「人手不足時代に求められる人的資本投資とは」をテーマに講演し、人的投資がもたらす効果などについて話した。
三松の代表取締役社長である田名部徹朗氏は、「中小企業の人財育成~三松編」と題して講演。社内技術者を養成する独自の教育体系「三松大学」など、人財育成について話した。
参加者による意見交換会では、「人材育成に取り組んでいるが、人が育っているという実感をどのような指標で認識すればよいか悩ましい」「会社の役割や存在意義を示すことは、人材教育の一環であると感じる」などの意見が挙がった。