オリックス銀、23年3月期純利益3.5%減 債権流動化進む

2023.05.18 09:31
決算
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オリックス銀行が5月17日に発表した2023年3月期の決算は、純利益が前年同期比3.5%減の195億円だった。14年ぶりの減益。運用資産の債権流動化などで手数料ビジネスを伸ばし実質業務純益は1.6%増の258億円となったが、22年3月期に計上した一時的な投資ファンド運用益の反動減などが影響した。


主力の投資用不動産ローンは市場の活況に加え、競争力のある商品展開によりマンションローン実行額が同20%増の2463億円と堅調。戦略分野を含めた運用資産の流動化に積極的に取り組み、信託財産残高は同28%増の1兆419億円となった。


サステナビリティ経営を促進する新たな戦略分野へのファイナンスは、再エネ事業や物流施設関連事業を中心に約2400億円の実績をあげた。錦織雄一社長は「魅力的な運用商品をつくり、地域銀行などのESG投資ニーズに応えていく」と語った。


(訂正)1段落目の「連結決算」を「決算」に、また同じ1段落目の「12ぶりの減益」を「14年ぶり」に訂正しました。(2023年5月18日9時31分)

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