京都中央信金、企業にプロ市場上場提案 M&Aセンター紹介
2023.05.16 04:50京都中央信用金庫(京都市、白波瀬誠理事長)は5月15日、中堅企業にプロ投資家向け市場「TOKYO PRO Market」への上場の提案を始めると発表した。希望があれば、支援機関の日本M&Aセンターに紹介する。
同市場は東京証券取引所が2009年6月に開設した株式市場。株の購入者をプロ投資家に絞ることで、上場基準を柔軟化したのが特徴。同信金はブランド向上を支援するとともに「中堅企業へのアプローチの引き出しが少ないなか、結びつきを強めるツールとして生かす」(On Your Side事業部)という。
同信金は4月25日、全国の信金で初めて日本M&Aセンターと同市場への上場支援に向けた業務提携を結んだ。同センターからの提案がきっかけ。同センターは19年7月に東証の認定を受け、上場審査や上場後の情報開示などのサポートで同市場への上場を支援している。
企業には、同信金の営業店職員がパンフレットを使って同市場への上場を提案する。ニーズがあれば本部のM&A(合併・買収)支援担当者や日本M&Aセンター社員と訪問。同センターが企業と支援契約を結び、会計の透明化などの体制整備を支援。同信金は、同センターから紹介料を受け取る。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、粉飾対策で「第2線」注視 営業現場と連携求める
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- ブラックロック・ジャパン、国内初の外株アクティブETF上場 AI銘柄に投資、早期100億円へ
- 信金、増える金融・保険業貸出 融資需要低下が影響か
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 大手生保、生成AIがアンダーライティング代替 事務職を営業へシフト