愛知県信保協・名古屋市信保協、保証申し込みを電子化 東海3県初で瀬戸信金と
2023.05.15 18:59愛知県信用保証協会(石原君雄理事長)と名古屋市信用保証協会(宮村喜明会長)は5月15日、瀬戸信用金庫による信用保証の申し込み手続きを電子化した。全国信用保証協会連合会が金融機関などと構築したクラウドのプラットフォーム「信用保証協会電子受付システム」を活用したもので、東海3県に本店を置く金融機関で初の取り組み。
金融機関担当者はウェブで電子受付システムにログインし、保証申し込み情報を登録。保証協会の受付担当者は、データや書類に基づいて保証審査・手続きを進める。
他地区の信保協では同システムを活用し、信用保証書の電子交付と併せて融資申し込みから実行までの期間が最大約10日間短縮した事例がある。金融機関は、書類作成や発送の事務負担が軽減できる利点に加え、保証審査の進捗(しんちょく)状況の確認、保証申し込み後の追加書類の提出も容易になる。
同日、同信金からの数件の申し込みに対し、電子保証書を発行。同システムの初案件となった。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%