宮崎銀、23年3月純利益8.7%増 5期ぶり増収増益

2023.05.11 20:00
決算
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宮崎銀行が5月11日発表した2023年3月期の連結決算は、当期純利益が前期比8.7%増の81億円だった。経常収益は7.3%増の684億円、経常利益は2.7%増の118億円で、増収増益は18年3月期以来5期ぶり。


貸出金利息のほか、預かり資産やソリューション営業に関する手数料収入など本業利益が増加した。また、市場環境が変化するなかで有価証券ポートフォリオの機動的な入れ替えが奏功し、有価証券利息配当金(連結)は66%増の160億円となった。不良債権処理額が減少し、与信関連費用が43%減の26億8000万円に圧縮したことも寄与した。


24年3月期の連結純利益予想は、23年3月期比23.7%減の62億円とした。貸出金利息など本業利益の増加が見込まれるものの、厳しい市場環境になるとみて減収減益を見込んでいるため。


同日会見した杉田浩二頭取は、「市場や経済など激変する環境に何とか対応できた1年だったのでは」と総括。今後の有価証券運用については「日銀の金融政策を見極めながらの対応になる」と話した。

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