静岡銀、継続的顧客管理にセブン銀ATM活用

2023.05.09 19:56
ATM マネロン対策
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

静岡銀行は9月から、金融庁の求める継続的顧客管理・外国人在留期間管理(ODD)にセブン銀行のATMを活用する。静岡銀のキャッシュカードでセブン銀ATMを利用した顧客にQRコードを発行し、デジタルアンケートに誘導する。


静岡銀では2020年8月から発送しているDMでアンケートへの協力と高齢者などに向けたコールセンターの紹介などでODDを進めてきた。


9月からはDM発送に該当する顧客がセブン銀ATMを利用した際、①継続的なお客さま情報ご提供のお願い②在留カード情報更新のお願い――が画面に表示されるようになる。顧客は画面上の「変更なし」「変更あり」を選択。「変更あり」を選んだ顧客には、専用ウェブページへ移るQRコード付きレシートが発行される。


24年度中には、セブン銀ATMのeKYC(顔認証による本人確認機能)機能を活用し、画面上でアンケートに答え、更新が完結する仕組みも稼働する。同時にeKYC活用で顔情報を活用した入出金サービスへの展開もセブン銀と検討を進めている。


静岡銀は21年9月からセブン銀とセブン銀子会社であるACSiON社とともに、セブン銀行新型ATMのeKYCを活用した「住所変更サービス」の実証実験を行うなど、ATMチャネルの有用性などを検証してきた。

すべての記事は有料会員で!
無料会員に登録いただけますと1ヵ⽉間無料で有料会員向け記事がご覧いただけます。

有料会員の申し込み 無料会員でのご登録
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

関連記事

静岡銀、「しずおかGXサポート」1000件突破 地域の脱炭素経営支援
静岡銀、データ利活用を加速 りそな銀・ブレインパッドと連携
銀行・信金、実務型インターン3割 多様な業務内容 理解促す
七十七銀は24年2月に実践型グループワークなどを行う5日間のインターンを実施した(七十七銀提供)
静岡県内7機関、企業の脱炭素へ連携 同一の可視化ツール提供

関連キーワード

ATM マネロン対策

おすすめ

アクセスランキング(過去1週間)