ふくおかFG、金属加工の総合商社設立 国内金融機関で初
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ふくおかフィナンシャルグループ(FG)は4月25日、国内金融機関で初めて金属加工製品を中心に取り扱う総合商社「FFGインダストリーズ」を5月上旬に設立すると発表した。
ふくおかFGが設立する初めての銀行業高度化会社で、金属加工を中心に製造業界を対象に展開。従来の表層的な情報に基づいたビジネスマッチングとは異なり、発注企業と協力工場をつなぐ商社事業に取り組む。
発注企業、協力工場は、いずれも傘下の福岡銀行、十八親和銀行、熊本銀行の金属加工関連の取引先。該当するのは約2000~3000社で、FFGインダストリーズは各社の工場の稼働率などを一元的に把握。発注企業からオーダーを受け、閑散期で低稼働率企業の同率上昇を目的に、協力企業として対応を打診。その回答を受けてFFGインダストリーズは、発注企業に見積もりを提示。企業からの正式な発注を受けて協力企業に再発注し、支払い額からマージンを得る仕組み。
また、同FGのネットワークを活用して、地域における工場の供給能力や在庫など全体をマネジメントし、生産性向上をサポートする。
資本金は、ふくおかFGによる100%出資で3億円。従業員は約10人。外部からモノづくり企業のOBなど、金属加工に関するノウハウを持つ人材の招へいを予定している。
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