きらぼし銀、預り証をデジタル化 管理システム導入
2023.04.08 04:50
きらぼし銀行は4月10日から、「預り証」をデジタル化した「預り管理システム」を導入する。同行担当者が、顧客訪問先で現金や通帳などの「預り物件」関する情報をiPhoneやタブレット端末に入力。従来発行していた「預り証」に代えて、顧客が「電子サイン」による署名をするもの。同システムは、その後の手続き・保管・返却までのプロセスも一元管理できる。
中期経営計画で、「DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進」を重要施策に掲げており、今回は顧客の利便性向上とともに、正確で厳正な管理が目的。受け取りを電子サインで確認することで、ペーパーレス・印鑑レスも実現。顧客負担の軽減と紙資源削減にもつながる。ただし、「預り証」の発行を希望する顧客や電波障害などにより、iPhoneやタブレット端末が使用できない場合等は従来どおり「預り証」を発行する。4月10日から一部の店舗で導入し、5月末までに段階的に拡大していく予定。
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