住信SBIネット銀、東証スタンダード上場 成長加速へ
2023.03.29 20:19
住信SBIネット銀行は3月29日、東京証券取引所のスタンダード市場に株式を上場した。ネット銀では初めて。初値は公開価格の1200円を1.8%上回る1222円。終値は1205円だった。
同行は2007年9月に営業を開始。22年12月には円預金、ハイブリッド預金、外貨預金などを合計した「預金総残高」が8兆円を超えた。また23年2月に、デジタルバンク事業と企業に金融インフラを提供するBaaS(バンキング・アズ・ア・サービス)事業を合わせた預金口座数が600万口を突破。一方で、住宅ローン実行額も同年3月には9兆円を上回るなど、成長軌道を歩んできた。23年3月期の当期純利益は前年同期比13.4%増の194億円を見込む。
円山法昭社長は「上場は独立した会社として成長を目指すために必要だった。人材獲得競争が厳しくなっていることも株式公開の理由。公開価格を上回ったことに関しては、投資家に評価していただいた。BaaSは我々が切り開いてきたマーケット。今後もテクノロジーに対する投資を続けていきたい」と語った。
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