アンカー社、船舶金融や地域振興策でセミナー 地域銀60行超から参加
2023.03.22 20:39
船舶投資ファンドを運営するアンカー・シップ・パートナーズ(ASP、東京都)は3月22日、地域銀行の船舶金融や地域振興担当者を対象にしたセミナーを都内で開いた。地域銀約60行のほか、地域商社や行政など計80社・団体から1000人超の参加者を集め、コンテナ船マーケットの最新状況や豪華客船を用いた地域振興策を説明した。
冒頭、同社の篠田哲郎社長が「47都道府県の地域銀に参加していただき、大変ありがたい。シップファイナンスなどの情報を少しでも多く伝えたい」と挨拶した。
セミナーの1部では、コンテナ船大手のオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)の塩見寿一バイスプレジデントが「コンテナ船マーケットの概況とONE社について」と題して講演。続いて、同社の岩井泰樹マネージングディレクターとASPの篠田社長が海運業界について意見を交わした。
第2部では、郵船クルーズが運航する客船「飛鳥Ⅱ」の後継船が2025年に就航する機会を生かした地域振興策について、担当者が説明した。後継船には47都道府県の文化や名産品などを体験してもらう47客室を設けるのが特徴の一つで、地域銀の取引先企業による協力が期待されている。
セミナーは、会場とウェブ配信によるハイブリッド形式で開催された。
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