みずほ信託銀、サステナサプライチェーン金融 電子記録債権を活用
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みずほ信託銀行は3月13日、サプライヤーのサステナビリティに関するパフォーマンスが調達金利に連動する電子記録債権を使ったサステナブルサプライチェーンファイナンス(SSCF)「e-Noteless+S」の取り扱いを開始した。この仕組みでは国内初となる。
サステナブルビジネスへの転換に向けて、バイヤーはサプライチェーン全体の環境・社会課題への取り組みが求められている。
この商品は、同行が提供する電子記録債権を活用したサプライチェーンファイナンス。手形発行コストや管理負担の軽減、支払い事務の効率化などバイヤーとサプライヤーの支払い事務を合理化した。サプライヤーは電子記録債権を期日前に譲渡(期日前資金化)することで、バイヤーの信用力を利用した資金調達が可能になる。この枠組みを活用した。
サステナビリティ評価は、バイヤーが自社サプライチェーンに即した評価指標を活用できるように設計。サステナビリティ戦略やマテリアリティに基づいて多様な評価指標を選定・採用できる。
さらに、バイヤーの責任で採用する評価指標に基づき、環境や社会課題への取り組みが一定の評価に達したサプライヤーに対し、期日前資金化時の割引率を優遇することでサプライチェーン全体のサステナビリティ向上を支援する。
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