モンゴル交通開発銀、東京事務所設立 企業の現地進出を支援
2023.02.14 18:34モンゴル中堅銀行のモンゴル交通開発銀行は、日本向けビジネスに参入する。同行は2022年12月に東京駐在員事務所を開設。日本の中小企業によるモンゴルへの進出・販路拡大などを後押しする。
モンゴル交通開発銀は東京駐在員事務所を通じて、同国のビジネス環境に関する情報提供や法人口座開設などを支援する。また、BtoB向けマッチングサイトを展開するノーパット(東京都千代田区)と協業し、同社のプラットフォームも活用した販路拡大支援も検討。地域金融機関と連携し、地方企業の同国への事業展開にも貢献したい考え。
同行東京駐在員事務所の内田肇所長は「特に日本全国の地銀・信金の取引先となる中小企業の輸出貿易振興、海外進出支援は大事なミッション」と強調する。内田氏は三井住友銀行ウランバートル出張所の初代所長やモンゴル貿易開発銀行東京駐在員事務所長を務めた経験を持つ。
リテール分野では、オンラインで高金利の定期預金など銀行サービスの提供のほか、海外送金ビジネスにも注力する。日本に在留するモンゴル人は1万5000人以上(22年6月末)。技能実習生の受け入れなどで増加傾向にある。在日モンゴル人の郷里送金ニーズなどに応えるため、複数の日本の資金移動業者と協業し、スムーズな海外送金サービスを整備する。
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