おきなわFG、離島の課題解決支援 9町村と包括連携
2023.01.12 19:12
おきなわフィナンシャルグループ(FG)は1月12日、沖縄本島周辺の9離島町村と包括連携協定を結んだ。相互の情報・機能を有効に活用し、緊密な相互連携・協働で各離島の地域振興や地域経済活性化を目指す。
連携を結んだのは粟国村、伊江村、伊是名村、伊平屋村、北大東村、久米島町、渡嘉敷村、渡名喜村、南大東村。連携内容は①地域社会が抱える課題解決②地域の産業振興・創出、地域経済の活性化③地域の人材育成・雇用創出・就業支援――など。
おきなわFGは2022年3月、座間味村と初めて協定を締結。同年11月に座間味村職員を対象にCS研修を実施するなど活動している。今回、宮里哲座間味村長が、沖縄県町村会会長と沖縄県離島振興協議会会長を務めている縁で9町村との連携が実現した。
今後、各町村と協議し、おきなわFGが行員などを派遣して課題解決を行う。例えば行政業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化支援やキャッシュレス化推進、職員の人材育成サポートなど、おきなわFGが持つノウハウを活用し、各自治体の課題解決に取り組む。また、おきなわFGは企業版ふるさと納税による支援も行い、他企業の同納税活用の呼び水にもしたい考え。
山城正保社長は「昔から離島が抱える課題をおきなわFGが総力をあげてお手伝いしたい」と話した。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 盛岡信金、破たん温泉旅館を再生 観光客誘致し地域活性化
- NTTドコモ、銀行業参入に結論出ず 前田社長「なんとか進めたい」
- 地銀、外貨保険の業績評価変更 手数料重視から脱却 販売目標撤廃も
- 自民党、郵政民営化法など改正案 上乗せ規制の文言修正 「速やか」から「3年ごと検証」へ
- 千葉信金千葉駅北口支店、訪問重ね高ロット案件獲得 10億円の融資実行も
- 銀行界、新引き当て基準対応 本格化 予想信用損失モデルへ移行
- コンコルディアFG、リレバンを再強化 営業増員、中小融資5兆円へ
- NTTデータ、社長に鈴木副社長 金融畑の知見生かす
- 日本生命、銀行への出向者を引き揚げ・配置転換 26年度以降に実施、26行に影響
- 選択を迫られる地銀預かり資産ビジネス