三井住友カード、東急線へVisaタッチ 24年春に全駅導入
2022.12.08 18:38三井住友カードは2023年夏、東急電鉄の東急線にVisaなどのクレジットカードによるタッチ決済サービスを導入する。改札機の入出場や、QRコードを活用した企画乗車券販売の実証実験を経て、24年春に東急線全駅への拡大を計画する。
公共交通向けソリューション「stera transit」を提供する。同サービスの展開は首都圏の鉄道事業者で初めて。利用者は事前に販売サイトで企画乗車券を購入し、タッチ決済に対応したクレジットカードやスマートフォンを改札機にかざすことで通過できる。
国内客に加え、今後回復が期待されるインバウンドによる訪日外国人が、クレジットカードなどで鉄道サービスを利用できるようになる。
実証実験は、田園都市線を中心に一部駅で先行開始し、24年春には約100の東急線全駅に展開する。導入時はVisaのクレジットカードが対象となるが、他の国際ブランドやデビット、プリペイドカードへの対応を予定。事前のチケット購入なしで通過する都度利用についても導入を検討している。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域銀7行が先行導入 マネロン機構のAIスコア
- 金融5団体と商工中金、適正な競争へ新枠組み 過去の民業圧迫踏まえ
- 春の叙勲 金融界から24人
- 地域銀・信金、取引先の経費削減支援 コンサル会社と連携拡大
- 京都信金、職員向け「京信大学」200回 講座受講者、延べ4000人超
- 十八親和銀、投信客への架電デスク新設 7万先にアプローチ
- Techで変える(2)宮崎銀、融資稟議書作成を自動化 業務時間は95%削減
- 大手損保、地銀の窓販デジタル化 火災保険、満期急増で
- 日銀、政策金利を据え置き トランプ関税で海外経済減速見通し
- SMBC日興証券、25年3月期純利益727億円 純営業収益はSMBC入り後過去最高