みずほFG、4~9月純利益13.4%減の3340億円 税効果の反動など

2022.11.14 20:31
決算
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みずほフィナンシャルグループ(FG)は11月14日、2022年4~9月期決算を発表。純利益は前年同期比13.4%減の3340億円だった。前年にあった退職給付信託返還益120億円やみずほ証券の資本適正化に伴う一過性の税効果影響660億円分の剥落などが主因。通期予想の純利益5400億円は据え置き、進捗(しんちょく)率は61.8%となった。


業務粗利益は4.0%増の1兆1538億円、資金利益は7.9%増の5120億円、手数料収益(役務取引等利益と信託報酬の合計)は0.6%増の3625億円だった。年間配当予想については前期比5円増配の85円とした。


木原正裕社長は同日の会見で「ポートフォリオ全体ではバンキングが苦戦し、内外のキャピタルマーケットも低迷したが、外貨預金や流動性預金、トランザクションバンキングの拡大という良い面もあった」と語った。今後の見通しについては、米国の金利動向や新型コロナの影響、ウクライナ侵攻など先行き不透明な問題が多いとした上で「高い緊張感をもって取り組む」と述べ、年度計画は据え置いたと説明した。

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