freee、 販売管理領域に参入 クラウド会計と一体化 国内初
2022.11.02 04:46
freeeは11月1日、販売管理領域への参入を表明した。取引先から受注を請け負った後、案件登録から請求書発行までの業務に対応。フロントの効率化を実現するほか、国内で初めてクラウド会計ソフトとデータ連携し、バックオフィスの負担軽減にもつなげる。
同社の「freee販売」で、案件管理表に記載された内容を請求書、見積書に金額などを自動転記。入力作業を削減する。また、表計算ソフトでは難しかった各案件の売上や利益の把握には、入力データからグラフや表を自動生成。2023年10月から始まるインボイス制度に対応した請求書を作成し、同サービス内でメール送信も行える。
既存会計ソフトとの連携では、同期やインポートなどの作業を必要とせず、会計仕訳の登録、請求・入金状況の確認をリアルタイムに反映する。例えば、バックオフィス側で案件内容を確認する際、ワンクリックで取引内容をさかのぼることで作業を終えられる。
同サービス開発責任者の佐藤顕範氏はターゲットについて「最初はコンサルティングなど請負発注型の中小企業や個人事業主に展開していく」方針だ。
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