デジタルインボイス推進協、制度契機にDX促進 最新事例の発表会
2022.10.29 04:46デジタルインボイス推進協議会(EIPA)は、2023年に始まるインボイス制度を契機に、中小企業のデジタル化を加速していく。10月28日、利活用を目指した最新事例の発表会を開催。会計ソフトの導入を検討している中小企業など約600社が出席した。
代表幹事法人を務める弥生の岡本浩一郎社長が基調講演。インボイスの国際標準「Peppol(ペポル)」を活用し、事業者の業務効率化による生産性向上などを解説した。「請求書を発行した瞬間に融資を受けることができるなど、次のビジネスにつなげられる新しい付加価値も生まれる」と期待を寄せる。
その後、マネーフォワードやROBOT PAYMENTらによるパネル討論を行い、今後の事業展開のほか、銀行APIを活用した振り込みといった可能性について紹介。請求書ベンダー15社によるツールの説明ピッチも実施した。
EIPAでは、2022年中にも利活用に向けた手順や国内外の最新事例を解説するポータルサイトを公開する方針だ。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融機関、「カスハラ」対応急務 コロナ禍後に被害増加傾向
- 銀行界、超低利融資が減少の兆し 企業、長期・固定を選好
- 政府、ウェルビーイングの柱に金融 教育推進や持ち株制度普及
- 鳥取銀、M&A上位資格を70人取得 営業店が事業承継支援
- 【変わる預金戦略】地域銀トップの発言から探る次の一手 「金利ある世界」の資金調達
- 経済安保 システム事前審査開始 大手行、ベンダーと調整
- りそなHD、マネロン調査 自動化 〝進化するAI〟本番適用
- 環境省、地域銀に新プログラム 自然情報分析を後押し
- 広島銀、相続の顧客提案迅速に AI不動産査定サービス導入
- UI銀など、電力データ活用しマネロン対策 不正アクセス検知の実証実験