デジタルインボイス推進協、制度契機にDX促進 最新事例の発表会
2022.10.29 04:46
デジタルインボイス推進協議会(EIPA)は、2023年に始まるインボイス制度を契機に、中小企業のデジタル化を加速していく。10月28日、利活用を目指した最新事例の発表会を開催。会計ソフトの導入を検討している中小企業など約600社が出席した。
代表幹事法人を務める弥生の岡本浩一郎社長が基調講演。インボイスの国際標準「Peppol(ペポル)」を活用し、事業者の業務効率化による生産性向上などを解説した。「請求書を発行した瞬間に融資を受けることができるなど、次のビジネスにつなげられる新しい付加価値も生まれる」と期待を寄せる。
その後、マネーフォワードやROBOT PAYMENTらによるパネル討論を行い、今後の事業展開のほか、銀行APIを活用した振り込みといった可能性について紹介。請求書ベンダー15社によるツールの説明ピッチも実施した。
EIPAでは、2022年中にも利活用に向けた手順や国内外の最新事例を解説するポータルサイトを公開する方針だ。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 静岡銀、桃鉄金融ゲーム普及へ 地域課題と投資学ぶ
- 金融庁、接触頻度を調査 「ゼロゼロ融資のみ」の取引先対象に
- 3メガ銀、女性管理職3割近づく 三菱UFJ銀29.2%
- 地域銀・信金、内部の「再生人材」育成 外部研修で支援手法学ぶ
- みずほ信託銀、銀座に新たなランドマーク 地権者のビル開発支援
- 野村証券調布支店、課題解決起点で収入倍増 相続・不動産活用切り口に
- 金融庁、監督・検査体制を一体化 総括審議官がモニタリング指揮
- 野村AM、地域銀の退職者助言を支援 〝60代だけ〟新部署が始動
- 阿南信金、手束理事が新理事長に 30年ぶりのトップ交代
- 千葉銀・千葉興業銀、「経営統合を含め対話継続中」 一部報道でコメント