SIS、20回目のITフェア テーマはデジタル変革
2022.10.26 20:03しんきん情報サービス(SIS)は10月26、27日、信用金庫業界向けのITフェア「しんきんコミュニケーションフェア2022」を東京流通センターで開催している。20回目の節目を迎えた今回は、全国各地の信金関係者ら1600人超が事前登録。SISの飯吉真社長は開会式で「各社との積極的な情報交換で信金業界の発展につながれば」とあいさつした。
同フェアは1982年から2年ごとに開催していたが、20年はコロナ禍で見送った。今回は、感染が落ち着いてきたこともあり、日本展示会協会が定めたガイドラインに沿った感染防止対策を講じて、開催に踏み切った。
メインテーマは「これからどうなるの・これからどうするの信用金庫のデジタル変革」。NTTデータ、富士通、日本電気、日立チャネルソリューションズ、沖電気工業など19社が出展。インボイス、DX(デジタルトランスフォーメーション)、相続といった時代を映すキーワードに関連する技術や製品・サービスを紹介している。
SISブースでは為替集中、継続的顧客管理、自動集金などのサービスに加え、3月に迎えた設立40周年の年表も展示した。
初日はスポーツジャーナリストで大阪芸術大学の増田明美教授が「耳を傾けて、心を傾けて」と題し特別講演。このほか、出展社による1セッション約30分のミニセミナーを2日間で9セッション開く。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融機関、「カスハラ」対応急務 コロナ禍後に被害増加傾向
- 銀行界、超低利融資が減少の兆し 企業、長期・固定を選好
- 政府、ウェルビーイングの柱に金融 教育推進や持ち株制度普及
- 鳥取銀、M&A上位資格を70人取得 営業店が事業承継支援
- 【変わる預金戦略】地域銀トップの発言から探る次の一手 「金利ある世界」の資金調達
- 経済安保 システム事前審査開始 大手行、ベンダーと調整
- りそなHD、マネロン調査 自動化 〝進化するAI〟本番適用
- 環境省、地域銀に新プログラム 自然情報分析を後押し
- 広島銀、相続の顧客提案迅速に AI不動産査定サービス導入
- UI銀など、電力データ活用しマネロン対策 不正アクセス検知の実証実験