あいちFGが発足、愛知銀と中京銀が2年後めどに合併

愛知銀行と中京銀行は10月3日、共同持ち株会社「あいちフィナンシャルグループ（FG）」を設立した。社長に伊藤行記・愛知銀頭取が、副社長には小林秀夫・中京銀頭取が就任した。

両行は2年後をメドに合併する予定。6月末の預金残高は単純合算で約5.5兆円、貸出金は約4.4兆円と愛知県内に本店を置く金融機関で最大となる。店舗統廃合や本部機能の集中などを行い、25年度に約36億円、27年度に約93億円のシナジー効果を見込む。

当日、同社本社で設立記念式典を開催。伊藤社長は「新たな地域金融グループが誕生したがゴールではなくスタート。長年築いてきた経営資源を生かし高度な金融サービスを提供していく。愛知県ナンバー１の金融グループを目指して両行の行職員が一丸となって取り組んでいきたい」と挨拶した。

なお、当日夕方から名古屋証券取引所で伊藤社長、小林副社長が出席し記者会見する予定。