GXリーグ、79社がWGに参加 脱炭素企業の評価ルール議論
2022.09.30 20:42金融機関を含む440社以上が参加する「GX(グリーントランスフォーメーション)リーグ」は9月30日、ワーキング・グループ(WG)を立ち上げ、脱炭素への貢献度が高い企業を適切に評価するためのガイドラインの策定などに着手する。野村ホールディングス(HD)が幹事を務め、産業・金融界などから79社が参画。年明けを目途に内容を固める方針だ。
経産省が運営するGXリーグは、2023年度の本番稼働を予定している。新たに発足した「GX経営促進WG」では、企業が持つ脱炭素社会の実現に貢献する「機会」を評価するフレームワークについて議論する。例えば、自社が提供する製品・サービスに代替することによって回避された温室効果ガス排出量や脱炭素関連の特許数など。経産省によると、ガイドラインの策定を金融機関による投融資の促進にもつなげたい考え。先進的な企業群で構成する指数の開発や、それに連動する上場投資信託(ETF)の組成などが念頭にある。
金融界からは野村HD(幹事)、日本政策投資銀行、三井住友信託銀行、東京海上日動火災保険がリーダー企業(6社)として参加するほか、みずほフィナンシャルグループやMS&ADインシュアランス グループ ホールディングス、損害保険ジャパン、日興アセットマネジメントも加わる。
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