この約10年間、日本銀行は2%という物価安定の目標を実現すべく、量・質ともに次元の違う金融緩和を行ってきたが、今なおその目標は達成されていない。足元、物価指数は上昇の気配を見せているが、金融政策に変更の兆しは見られず、それはそれでよしとされている。なぜか。
それは、日銀自身を含め、金融政策の目的が「物価の安定」であるとは考えられていな...
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