東京海上日動、ハラスメント再発防止策を補償 業務災害総合保険に新特約

2022.08.03 18:55
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東京海上日動火災保険は、中小企業向におけるハラスメントによる賠償責任を補償する保険に、再発防止策として支出した費用を盛り込む特約を新設すると8月3日に発表した。ハラスメント賠償責任保険は20年以上前から存在するが、再発防止費用をカバーするのは今回が初。中小企業向け業務災害総合保険「超Tプロテクション」に付加する。


2020年6月に大企業向けの「パワハラ防止法」が施行、22年4月には中小企業へも適用された。パワハラやセクハラなどのハラスメント行為によって企業が賠償責任を負った場合に備え、雇用賠償責任保険などを販売。「超Tプロテクション」も14年10月に特約を設けた。


半面、研修など再発防止に要する費用は既存の保険の対象外。新特約は、損害賠償請求がなされた日から1年以内に支出した再発防止費用に対し、1事故につき50万円を限度に支払う。


また、既存の「超Tプロテクション」に雇用関連賠償責任補償特約をセットしている契約に関しては、22年10月1日以降自動的に補償されるようになる。

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