福邦銀、預保から初回の資金交付、「再編補助金」第一号
2022.07.27 20:53福邦銀行は7月27日、経営統合に伴う初期費用を補助する「資金交付制度」の初回支給分として、預金保険機構から2959万円を交付された。対象は、預保と契約を結んだ2021年10月~22年3月に発生した経費。次回は、22年4~9月の半年分を23年1~3月ごろに受け取る予定だ。
21年10月に福井銀行の子会社となった福邦銀は、同9月に資金交付制度の第一号に認定された。同制度は、金融機能強化法に基づき金融庁が同7月に創設したもの。預保の剰余金を活用し、再編などで生じる経費の3分の1(上限30億円)を金融機関に支給する。
福邦銀は、勘定系システムの更新や店舗統廃合などに掛かる約42億7900万円が交付対象経費として認められ、その3分の1にあたる約14億2600万円が預保から交付される予定。今後、27年3月末までの「経営基盤強化の実施計画」の期間中、半年ごとに支払いを受ける。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 銀行界、増える億円プレーヤー 三井住友FGは17人
- 地域銀・大手信金、採用状況 地方に厳しさ 都市部の「青田買い」影響
- 信金、預け金 信金中金離れ 6カ月で7兆円超減る
- 政府保有の商工中金株、落札率「想定外」に懸念の声 2次入札や自己株買い検討
- 日本M&AセンターHD、地域特化型サーチファンド 複数行と年度内に設立へ
- 金融庁、顧客本位の実践状況調査 業界共通課題洗い出し
- 金融機関、「DX認定」取得拡大 55行含む110先
- 地銀、TNFD開示そろり しずおか、九州FG先行
- 銀行界の23年度役員報酬 6割増額、平均3%上昇 大手行が伸びけん引
- 主要154機関25年春の新卒内定者 計1万3945人で12%増