諏訪信金、地方創生考えるシンポジウム 多胡氏が基調講演
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諏訪信用金庫(長野県、今井誠理事長)は6月20日、諏訪市内のホテルで「諏訪から地域の未来を考える」をテーマにしたシンポジウムを開いた。金融機関関係者ら約80人が出席し、動画配信サイトYouTubeで同時配信。リレーションシップ・バンキングやSDGs(持続可能な開発目標)に関する先進事例を紹介した。
地方創生事業の一環で、2020年9月の「SUWAリレバンサミット」、21年6月のオンラインシンポジウムに続く3回目。開会の挨拶でちいきん会の新田信行代表理事は「地の利と人の和が新しい未来をつくっていく」と述べた。
基調講演は、地域の魅力研究所の多胡秀人代表理事が登壇。地域金融機関の経営環境や従来型のビジネスモデルの持続性に触れつつ、真のリレバンの実現に向けた金融サービスや事業者支援の在り方を解説。「金融機関が何のために存在しているのか考えなければいけない時期だ」と強調した。
第2部は、浜松いわた信用金庫SDGs推進部の竹内嘉邦副部長がSDGsの取り組み意義やポイント、事業性評価との関連性などについて事例を交えて紹介した。
パネルディスカッションでは、諏訪信金茅野本町支店の矢澤吉行支店長と浜松いわた信金経営サポート部の石原淳生課長が参加。諏訪の若手経営者を交えて地域の未来について熱く討論した。
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会場内では地元企業や産学連携の事例を紹介するパネル展示やプロモーションビデオも用意。今井理事長は「SDGsなど従来の金融だけではない発想で、若手経営者などが支える地域産業の発展をサポートしていく」と話した。
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