財務省、次官に茶谷主計局長
2022.06.17 13:32
財務省は6月17日、同24日付で矢野康治事務次官(59)が就任1年で退任し、後任に茶谷栄治主計局長(58)を昇格させる人事を発表した。神田眞人財務官(57)は留任する。
茶谷氏は予算編成を担当する主計局が長く、総括審議官や官房長の重要ポストも歴任した。退任する矢野氏は、2021年10月発売の月刊誌への寄稿で、各党の経済対策論争を「ばらまき合戦のようだ」と批判。現役次官による異例の意見表明として物議をかもした。
24日付の異動では、官房長に青木孝徳審議官(55)、総括審議官に奥達雄主計局次長(54)、主計局長に新川浩嗣官房長兼総括審議官(59)、理財局長に齋藤通雄東海財務局長(59)、財務総合政策研究所長に江島一彦審議官(55)をそれぞれ充てる。
また、28日付で国税庁長官に阪田渉関税局長(56)を任命。大鹿行宏長官(59)は退任する。関税局長には諏訪園健司東京税関長(57)を充てる。住澤整主税局長(56)と三村淳国際局長(55)は留任する。
茶谷 栄治氏(ちゃたに・えいじ)
奈良県出身、58歳。86年東大法卒、大蔵省(現財務省)入省、18年総括審議官、19年官房長、21年主計局長。
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