クレディセゾン、CO2可視化カード発行 カーボンオフセット支援

2022.06.02 20:43
脱炭素
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DATAFLUCTの久米村社長(中央)とともに説明するクレディセゾンの水野社長(左)
DATAFLUCTの久米村社長(中央)とともに説明するクレディセゾンの水野社長(左)

クレディセゾンは6月2日、日々のクレジット利用履歴から二酸化炭素(CO2)の排出量を可視化できるカードの発行を開始した。カーボンニュートラルを意識する生活者を支援する。


発行するのは気候変動対策がテーマの「SAISON CARD Digital for becoz」(ビコーズカード)。専用アプリ上で発行するデジタルカードのため、プラスチックカードは発行しない。


排出量可視化では、GPS移動データや航空写真による森林データなどからCO2排出量を算出するアルゴリズム構築で実績を持つDATAFLUCT(東京、久米村隼人社長)と提携。CO2排出量可視化のドコノミー(スウェーデン)の技術も掛け合わせて、決済データに基づいて算出する。


利用者は自身が排出したCO2の量を確認し、生活のなかで削減しきれない分を日本の森林保全・省エネルギー・再生可能エネルギーのJークレジットからオフセットできる「becoz wallet」サービスを付帯する。


同カードは、利用者にCOP26(2021年国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)で定めた1.5℃目標の達成機会を個人にも提供する。クレディセゾンの水野克己社長は同日の会見後、「まず気候変動対策に関心の高い地方自治体や公共団体を中心にPRしていきたい」と語った。

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