金融機関の特殊詐欺被害阻止額、21年は57億円 警察庁まとめ

2022.05.25 16:04
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全国の金融機関が2021年に声かけなどで阻止した特殊詐欺被害は1万5006件(前年比4103件増)、約57億4000万円だった。警察庁がまとめた。21年の特殊詐欺の総認知(既遂)件数は1万4498件(前年比948件増)で金融機関が半分以上の被害を防止した。


警察庁が還付金詐欺対策として金融機関と連携して進める、一定年数以上の振り込み実績がない高齢者のATM振込限度額をゼロ円とし、振り込みの際、窓口に誘導して声掛けを行うなどの取り組みが成果を上げている。21年12月末時点で401金融機関が同様の対策を講じている。


キャッシュカード関連では、預貯金口座のモニタリング強化に加え、高齢者のATM引出限度額を少額とする取り組みも広がっており、21年12月末時点で204金融機関が実施している。

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