諏訪信金、下諏訪支店を休憩所に 御柱祭に協力
2022.05.15 15:25の説明を聞く信金中金の柴田弘之理事長と関東営業第2部の香川隆志部長(右、5月14日、諏訪信金下諏訪支店).jpg)
諏訪信用金庫(長野県、今井誠理事長)は5月14、15日、地元・諏訪大社の「御柱祭」に協力し、下諏訪支店の一部を地域に開放した。今井理事長ら氏子を務める役職員90人は祭事にも加わった。
御柱祭は数えで7年ごとの寅と申の年に行われ、1200年以上の歴史がある。近隣の山林から長さ約17メートル、重さ10トン以上もあるモミの大木を切り出し、諏訪大社の4社(上社の前宮と本宮、下社の春宮と秋宮)の境内まで引いて4本ずつ計16本の御柱を建てる神事。
同信金は毎回、職員が「長持・踊り連」でパレードに参加しているほか、御柱の通り道にある下諏訪支店で地酒や焼き鳥などを提供してきた。今回はコロナ禍のため規模を縮小し、パレードや飲食の提供を中止。下諏訪支店でも総代や主要取引先など65人に限って招待し、今井理事長や同店の藤森賢二支店長ら役職員27人が3階で対応した。
同信金役職員のうち50人が上社、40人が下社の氏子を務めている。今回は山から木を下ろす「山出し」にクレーンやトレーラーを使ったため、境内まで運んで御柱を建てる「里曳き」のみ参加した。今井理事長は「地域が一つになる大祭で、制約が多いなかでも積極的に関わって当金庫の存在感を示したい」としている。