信保協、2月の保証承諾6割減 代弁は増加傾向
2022.04.05 04:55
全国信用保証協会連合会は4月4日、2月分の信用保証実績を発表した。保証承諾件数は3万8703件と前年同月比で61.4%減少した。保証承諾金額も5420億4400万円と69.1%減った。2020年度は、件数が前年同月比400%以上増加した月もあったが、21年度は新型コロナ対策の民間版ゼロゼロ融資(実質無利子・無担保融資)が終了し、件数・金額とも大幅な減少が続いている。
一方で、代位弁済は21年9月から6カ月連続で前年同月比を上回った。2月の代位弁済件数は1647件と25.2%増えた。代位弁済額も30.4%増の186億7300万円となった。22年中には新型コロナ関連の制度融資の返済開始が見込まれるため、代位弁済の急増も想定される。
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