神田財務官、為替巡り「緊密な意思疎通」確認 米財務次官と

2022.03.29 17:46
財務省 為替
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記者団の取材に応じる神田財務官(3月29日、財務省)

財務省の神田真人財務官は3月29日、省内でアンディ・ボーコル米財務次官(代行)と経済金融動向について意見交換した。神田財務官は会談後、記者団に「為替の問題に対し、日米の通貨当局間で緊密な意思疎通を図っていくことを確認した」と述べた。 


神田財務官によると、会談では足元のドル円相場の動きが主要な議題になった。神田財務官は記者団に対し、「最近の円安の進行を含めて、為替市場の動向や日本経済への影響を緊張感を持って注視していきたい」と語った。前日の28日には、一時1ドル=125円台まで円安が進んでいた。神田財務官は、足元の円安水準についてのコメントは避けつつ、「為替の安定は重要であり、急速な変動は望ましくない」と指摘した。為替介入の可能性については、「為替レートは市場において決定される」と話すにとどめた。


会談ではロシアへの金融制裁に関して、「厳しい結果をもたらすため、G7(主要7カ国)首脳が合意した内容を実施すべく緊密に連携してしく」ことも確認した。

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