内閣府、「SDGs金融」を表彰 横浜銀など
2022.03.15 04:45
内閣府は3月14日、SDGs(持続可能な開発目標)を意識して地方創生に向けた活動を展開する金融機関と地方公共団体を初めて表彰した。横浜市とSDGs達成を目指す事業者を認証する制度を運用している横浜銀行などが対象に選ばれた。
好事例に関する情報を集め、全国で知見の共有を図る狙い。横浜市、静岡県の御前崎市など5市町、鳥取県、同県日南町、長野県ーーと連携する金融機関がオンラインで表彰された。
横浜市では、横浜銀行のほかメガバンクや信用金庫も参画するタスクフォースで認証制度を運用。同市が事業者を3段階で評価し、金融機関は認証を評価した融資などに取り組んでいる。静岡県では、若者に地元での就職を促している島田掛川信用金庫が表彰された。同信金は、御前崎市と「リターン就職応援プロジェクト」を展開。学生の親に低利の教育ローンを提供し、子供が大学卒業後に地元で就職すれば利息相当額の助成金を支給する制度を設けている。このほか、山陰合同銀行、鳥取銀行、上田信用金庫も表彰された。
表彰状を授与した赤池誠章・内閣府副大臣は、「金融機関と地公体の連携が深まり、地域の持続性向上につながれば」と話した。
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