(更新)8日の平均株価は3日続落、終値2万5000円割れ 世界経済への影響を懸念
2022.03.08 16:45
3月8日の東京株式市場は大幅に3日続落。平均株価は投資家の心理的節目となる2万5000円を下回った。終値は前日比430円46銭(1.71%)安の2万4790円95銭で、約1年4か月ぶりの安値を付けた。
取引開始直後の下落から一時は自律反発の動きをみせたものの、午後に入ってじり安の展開。この日の最安値水準で取引を終えた。
ウクライナに侵攻したロシアへの追加経済制裁を受けて資源価格が高騰。原油などがコスト高となることから世界経済に与える影響が懸念された。
野村証券の澤田麻希ストラテジストは、ウクライナ情勢の「不透明感」が下落要因と指摘。今後の見通しについて、澤田氏は「経済制裁による資源価格の上昇と金融引き締めが景気を減速させるのではないかといった警戒感が続き、ボラティリティが高い相場展開」を予想した。
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