7日の平均株価は大幅続落、リスク回避続く 昨年来安値を更新
2022.03.07 12:20
7日の東京株式市場は大幅に続落。平均株価の終値は2月24日に付けた昨年来安値(2万5970円82銭)を大きく下回り、前週末比764円06銭(2.94%)安の2万5221円41銭となった。
週明けの取引は安く始まり、下げ幅を拡大する展開。平均株価は午前途中に一時900円超安の2万5006円まで下落した。午後に入っても大きく反発することなく取引を終えた。
欧米諸国がウクライナに侵攻したロシアからの原油輸入禁止を検討していると伝わり、海外市場で原油先物が大幅に上昇した。世界景気の悪化に加え、原油を輸入に頼る日本経済に原油高が悪影響となることが嫌気された。
みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは原油高騰、ユーロ急落に加え「欧米の主要株価指数先物の大幅な下落による外的要因で下げた」とみていた。今後については、ウクライナ情勢とインフレ動向をにらみながら「神経質な展開が1、2週間は続く可能性がある」と見通した。