時は明治の初め。渡辺房男氏の小説「円を創った男」で若き日の大隈重信がつぶやく。「新しく誕生する貨幣は世界中に流通するかもしれない……全て自分の責にかかっている」。両から円へ。新通貨づくりの苦闘がひしひしと伝わる▼きょうは「円の日」。大隈の尽力で1869年、円貨制度が定められた。小説を読み直し改めて感じるのは、その突破力。国を背負う一心で、...
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