富山第一銀、ATMの体制見直し セブン銀手数料を無料化
2022.02.16 21:22富山第一銀行はATMの体制を見直す。4月から給与振り込みを指定している顧客などについては、セブン銀行ATMの利用手数料を完全無料化する一方で、利用状況や立地などを踏まえて自行の店内外ATMを減らす。利便性を損なうことなく、台数削減により環境負荷も低減する。
給与・年金振り込み指定、通帳レス口座の顧客がセブン銀ATMで出金した場合、土日祝日も含めて終日手数料がかからなくなる。その他の顧客も平日8時45分~18時の出金手数料は無料になる。入金はすべて無料。
それに合わせて、自行ATMの出金手数料を改定する。現在はすべての顧客が土日祝日も含めて7時から22時まで無料で出金できるが、4月以降給与・年金振り込み指定、通帳レス口座以外の顧客は、平日8時45分~18時を除き110円の手数料がかかる。
また、ローソン銀行とイーネットのATMでの入金手数料を有料化。他行など提携先ATMを使用した際のキャッシュバックサービスを終了する。
セブン銀ATMを自行ATMと同じ条件で利用できるようになることから、自行ATMの削減にも踏み切る。現在店内ATMは92台、店外ATMは36台あるが、そのうち店内32台、店外5台を廃止する。廃止するATMは、機械的には決めず、稼働率やセブン銀ATMの設置状況などを考慮して判断する。
店内では東京支店や大阪支店、店外では店舗内店舗化で移転した旧店舗跡にあるATMなどの廃止を決めている。
同行はATMを共同利用することで、稼働に伴う電力消費や二酸化炭素(CO2)排出の削減を目指すとしている。
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