コロナ融資後倒産、25年度上期は316件 3年連続で300件超え
2025.07.08 17:24
帝国データバンクが7月8日に発表した2025年上期の「ゼロゼロ(コロナ)融資後倒産」件数は、316件で前年同月比75件減(同19.2%減)だった。3年連続で300件を超えたもの、上期としては初めて前年同期から減少に転じた。
業種別では、「小売業」が66件で最多、「建設業」62件、卸売業が59件で続いた。
6月全体の倒産件数は869件(前年同月807件、7.7%増)となり、2カ月ぶりに前年を上回った。6月としては過去10年で最多となった。25年は2月を除いて800件を上回り、高止まりが続いている。地域別にみると、9地域中6地域で前年を上回った。最も増加率が高かったのは、「北陸」で前年同月の26件から33件で26.9%増。6月としては過去4番目に多かった。47都道府県でみると、22都府県が前年を上回った。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に
- 信金界、「ことら送金」240信金に拡大 周知姿勢で温度差も