福井銀、「つなぐ図書・つむぐ読書の輪」開催 日銀所長から高校生へバトン
2021.12.20 20:25
福井銀行は12月20日、福井県との連携企画「つなぐ図書バトン・つむぐ読書の輪」を開催した。高校生が県内の経営者やさまざまな分野の人に、おすすめの本などについてインタビューするもの。今回は、日本銀行福井事務所の中村健一所長が参加。丸岡高校2年生の生徒6人からの質問に答えた。
この企画は、福井県の「若年層にもっと本を読んでほしい」という考えに同行が賛同し、20年から開催している。インタビュー相手は同行が選定しており、本店ビル2階のライブラリースペース「WiL」にて行われた。
中村所長はおすすめの本として「学生時代に読んで印象に残っている」という太宰治の「パンドラの匣」をあげた。
インタビューでは本の話だけでなく、大学で経済学部志望の生徒から「今のうちにしておいた方がいいことは」など進路や将来に関する質問も。生徒一人一人に回答し、日銀の仕事内容についても解説した。
中村所長は学生に対して「将来のことなど、広い選択肢を考えてほしい」と語った。