マンスリーマーケット(2月) 米国の対外関税とエヌビディア決算に注目
2025.02.05 04:40
米金利の先高観が強まるなか、米経済指標への関心も高い。株高による資産効果から米経済は想定以上に強いとみられ、雇用統計や消費者物価指数(CPI)が予想を上振れ、長期金利上昇・株価下落となる恐れがある点には留意したい。
米企業決算では半導体大手のエヌビディアの業績動向が焦点となる。同社のEPS(1株当たり利益)は8四半期連続で市場予想を上回っており、今回も同様に上振れ決算となるかがポイントとなりそうだ。エヌビディアの業績を見るうえで重要な「データセンター」への世界の投資額が2024~28年の5年間で累計1兆米ドル、29年には単年で1兆米ドルを超えるとの予測(米調査会社)もあり、同社を取り巻く良好な事業環境は当面続くだろう。
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