都・東信協・都信協、融資制度の実績で表彰式 多摩信金と第一勧業信組を表彰
2025.01.28 17:16
東京都、東京都信用金庫協会(東信協)、東京都信用組合協会(都信協)の三者は1月28日、都の補助を受けて両協会が創設した融資制度の実績に基づく表彰式を都内で初開催した。融資制度は女性や若者、シニアの創業を後押しするもの。同制度を利用して創業し優れた実績をあげている女性創業者のほか、女性への融資に特に積極的だった多摩信用金庫と第一勧業信用組合を表彰した。
融資制度の名称は2023年度末まで「女性・若者・シニア創業サポート」だったが、24年度からは「女性・若者・シニア創業サポート2・0」として再始動した。対象は女性や39歳以下の若者、55歳以上のシニア。限度額は通常1500万円(運転資金のみの場合は750万円)だが、女性は最大2000万円(同1000万円)に設定している。

式では、3人の女性創業者を表彰。「テーブルクロス」(東京都渋谷区)の城宝薫社長が大賞に輝いた。同社は、飲食店の予約に応じて、発展途上国の子どもに給食を届けるアプリの運営などを手掛ける。優秀賞に選ばれた2人には、東信協の八木敏郎会長と都信協の柳沢祥二会長がそれぞれ表彰状などを贈呈した。金融機関表彰に選ばれた多摩信金は前川秀幸専務が、第一勧業信組は野村勉理事長が、都知事の小池百合子氏から感謝状を受け取った。
小池知事は、「これまで以上に女性創業者の活躍を後押ししていきたい」と挨拶した。

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